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ヨガの基本呼吸法1 カパラバティ

はじめに

ヨガでは呼吸を重要視していて、ほかの運動やストレッチと違い動きと呼吸を連動させて行います。
心と呼吸は相互に依存していて、正しい呼吸によって健康と心の状態もコントロールできると考えられています。
そこで今日はヨガの呼吸法(プラーナヤーマ)について学びたいと思います。基本的な呼吸の仕方とカパラバティと言う呼吸法について書いていきます。

ヨガの呼吸の仕方 鼻呼吸と腹式呼吸

ヨガの呼吸は息を吸うときも吐くときも鼻で行うのが基本です。ポーズを取るときも基本的に息を止めません。
鼻呼吸をすることで生命エネルギー(プラーナ)をコントロールし、心身ともにリラックス効果が期待できるとあります。

呼吸の仕方は基本的に3通りで、鎖骨式(浅い)、胸式(中間)、腹式(深い)があります。
この3つを合わせた呼吸はヨガの完全呼吸と言い、はじめは深く息を吸って、それから胸、鎖骨の領域まで息を吸いこみます。

また、ヨガの呼吸法では吐く息を大切にしています。息を長く吐くことで自然と新鮮な空気を多く取り込めるため、呼吸法の練習では吸った時間の2倍かけて吐くなどをします。

鼻呼吸は慣れていない方がポーズのときに行うと苦しくなるので、呼吸法の練習以外のときは吐く息は口で行って大丈夫です。

カパラバティ お腹を使う

カパラバティは最もオーソドックスな呼吸の練習方法です。よくポーズの前の事前準備として行います。
あぐらなど楽な姿勢となり、短いスパンでお腹を使いながら鼻呼吸します。
やり方はこちらの動画をみてください。

鼻から息を吐きつづける呼吸です。息を吐くことに集中します。最後の吐く息は完全に吐ききったりします。
背筋はできればまっすぐにして、手の位置は楽なところで良いですがお腹に当てるとお腹を使うことが意識しやすいと思います。

クラスではリズムに合わせて3セット(10回→15回→20回)行います。
セットの合間は2呼吸ほど入れて呼吸を落ち着かせています。

ちなみにタオル必須です!(想像通りですw)


カパラバティ
「輝く頭蓋骨」と言う意味で、言葉の通り頭がスッキリします。また火の呼吸法」とも呼ばれており身体が温まります。

注意ポイントと言いますか、鼻呼吸や腹式呼吸に慣れていない方は酸欠にならないように慌てずゆっくりと行ってください。
横隔膜を使うので、呼吸の練習は空腹時に行うようにしてください。また以下に該当する方はやめてください。

  • 心臓疾患、高血圧、めまい、てんかん、卒中、ヘルニア、胃潰瘍(胃腸トラブル)を患っている
  • 妊娠中、生理中
  • 手術後

カパラバティは以下の効果があります。

  • 腹筋や横隔膜を鍛える
  • 腹部の脂肪燃焼
  • 内臓強化、消化器官の調整
  • 血行の改善
  • 鼻孔の浄化、肺の浄化(ぜんそく肺気腫、気管支炎、結核の改善)
  • ストレス解消
  • 眠気を覚ましスッキリさせる
  • 心と意識のバランスを保つ

デトックスやウエスト周りのシェイプアップ効果もあるようですね。
でも過酸素症状は非常に危険なため、練習のやり過ぎはくれぐれも気を付けてください。

おわりに

ヨガの基本的な呼吸のやり方とカパラバティ呼吸法について学びました。
カパラバティは伝説の格闘家ヒクソン・グレイシーが取り入れた呼吸法としても有名みたいです。(ぐっさんがパロっちゃう人です)

ヨガの呼吸法は真剣に学ぶとアーユルヴェーダのようなインドの古代医学に通じて抵抗感がでる人もいるでしょう。
ですが呼吸にリラックス効果があるのは医学的にも証明されているので、気にせず練習すれば良いかと思います。

すみません最後にこれだけやらせてください…

波紋ッ!!

皆さまのアドバイスをいただけましたら幸いです。

それでは、自分の呼吸を感じて。ありがとうございました。